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今日の読書:『月の影 影の海』(十二国記シリーズ) 小野不由美 著
2008-06-06 Fri 10:04
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次の本を読み始めてしまうと感想文とかどうでもよくなっちゃう罠!
書きたかったのは、繰り返し繰り返し「人間とは自分が見たいもの、聞きたいもの以外には意識的・無意識的に耳を傾けない」
「理解できないものを拒絶する」のがでてくるな、ってとこでしょうか。

屍鬼が読み終わったので、続けて小野不由美の『十二王国記シリーズ』を読み始めました。
「月の影 影の海」上下巻が終わって、現在「風の海 迷宮の岸」上巻。
ラノベはすぐに読めてしまうのが難点。
かといって2冊持って歩くのもあれだしなあ。

月の影~はこれからいいとこ!ってとこで終わっちゃって若干肩透かしを(笑
ネズミがいいですね、ネズミが。
山田章博の絵はすごく好きですけど、挿絵がない方がわたしはいいかな。
ネズミの人型バージョンがティエリアみたいなおかっぱ頭のイケメンだったのがオドロキだった(笑
なんかもっとぼさぼさっとしたあんちゃんを想像していたので。

【6/9追記】
序盤の陽子の「やらなければやられる」事態の受け入れられなさっプリに
イライラさせられるわけですが、これはわざとなんでしょうね。
そこの葛藤を丁寧に書くところがこの人らしさというか。
人間は命の危険にさらされたからといって、おいそれと価値観は変わらない。
混乱し、泣きじゃくり、拒絶する。

平和な世界、その世界の中で人を自発的に攻撃することも、されることも避けてきた陽子はたやすく人に心を許し、裏切られる。

過酷な状況にある人は、生きるために必死にあがく。
だがそこで、ただ「生きるために生きていく」だけでは
人は人でなくなってしまう。
獣と人との違いは「信じる」ことができるかどうかだで、
「裏切られないために、信じない」という生き方は
人としてあまりにも貧しい。

陽子はともすれば荒み、獣に堕ちてしまう自分を自覚しているし、
それはどんな人間であってもその奈落へ堕ちてしまうことを知る。

その奈落の底から引っ張りあげたのが「半獣」である楽俊というのは象徴的なんではないでしょうか。
獣の心に堕ちようとしていた陽子を救ったのは人の心をもつ獣であったわけです。
たぶん、多くの読者は楽俊が出てきたとき、「こいつも裏切るのだろう」と
陽子と同じ心情になったのではないでしょうか?

この話が「いざ、ラスボスを討たん!」というところでぷつんと途切れ、
陽子が登極し、それを討ったということが伝えられるだけで終わるのも、
この物語が陽子が「信じる」こととは何か、「生きる」ということは何かという
人としての大切なものに気づくという点にあるからではないでしょうか。

なんにしても楽俊いいよね、楽俊。
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